昔ちょっとだけプログラマをやっていた、個人投資家(自称)ブロガーの小鳥です。
前回は、Claude Codeを使ってyfinanceベースの日本株分析MCPサーバーを自作した話を書きました。今回はその続きで、NotionとClaude Codeを連携させて、株のスクリーニングを自動化した話です。
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前回のおさらい
前回作ったMCPサーバーでできるようになったこと:
- yfinanceで日本株・米国株の株価・PER・配当利回りを取得
analyze_valuationツールで現在PERと過去平均PERを比較して割安・割高を自動判定- Claude Codeに自然言語で「三菱HCは割安?」と聞くだけで分析が出る
今回はこれをさらに発展させて、Notionの銘柄管理データベースと連携させてみました。
Claude.aiのMCP設定でNotionを連携する
Claude Codeでは、事前にclaude.aiのMCP設定で連携しておいたサービスをそのまま使えます。今回はNotionをあらかじめ接続設定しておき、Claude Code上でOAuth認証を済ませました。ブラウザが開いてNotionにログインするだけで完了です。
銘柄管理データベースをそのままClaude Codeに読み込ませる
普段、Notionで銘柄管理用のデータベースを使っています。監視中・追加検討・保有中といった状態や、買い条件・売り条件などを記録しているものです。
Claude Codeにこう投げました。
「Notionの銘柄管理データベースから銘柄コードと状態を全件取得して、各銘柄にanalyze_valuationを実行してください。結果を状態別にまとめてください。」
結果、複数銘柄の割安・割高判定が一括で出てきました。
分析結果が想像以上に使えた
面白かったのが、単なる数字だけでなくNotionに書いておいた買い条件まで拾って考察してくれた点です。
例えばある銘柄群については「過去平均比では割高だが、金利環境の変化による構造的なPER切り上がりの可能性があるため、一律『割高=見送り』ではなく引き続き押し目待ちが妥当」といったコメントが出てきました。
これは手動では絶対にやらない作業なので、地味に感動しました。
大型株スクリーニングも試してみた
さらに調子に乗って、こう投げてみました。
「時価総額1兆円以上で52週高値から30%以上下落している銘柄を教えてください」
yfinanceで121銘柄を一括取得してスクリーニングした結果、10件が該当しました。
| 銘柄 | 下落率 | 割安判定 |
|---|---|---|
| 任天堂 | ▲48.2% | ✅ 適正 |
| オリエンタルランド | ▲39.7% | ✅ 割安 |
| 第一三共 | ▲37.9% | ✅ 割安 |
| バンダイナムコ | ▲36.5% | 🔶 やや割安 |
| スバル | ▲35.3% | ✅ 割安 |
| ソニーグループ | ▲34.8% | 🔶 やや割高 |
| 野村総研 | ▲32.8% | ⚠️ 割高 |
| 東宝 | ▲32.0% | ✅ 適正 |
| テルモ | ▲30.0% | ✅ 割安 |
| 楽天グループ | ▲30.0% | 📊 判定不可 |
| ※数値は執筆時点のサンプルです。 |
「下げてるけど業績は悪くない」銘柄を探すのに使えそうです。
スクリーニング結果をNotionに自動書き込み
せっかくなので、結果をNotionに自動で登録することにしました。「screening」という新しいデータベースをNotionに作って、Claude Codeに指示するだけ。
「スクリーニング結果10銘柄をNotionの『screening』データベースに書き込んでください。カラムは銘柄名・コード・業種・下落率・割安判定・下落背景・スクリーニング日で。」
数分後、Notionに10銘柄が自動登録されていました。
この仕組みを定期実行すれば、朝起きたらNotionが更新されている状態も作れそうです。
実際に使ってみてわかったこと
良かった点
- Notionの銘柄管理データと株価データが自動で連携できた
- 「買い条件」まで考慮した分析コメントが出てくる
- スクリーニング→分析→Notion登録まで自動化できた
- 自然言語で指示するだけなので操作が楽
注意点
- yfinanceのデータは遅延あり・取得できないケースもある
- スクリーニングは主要銘柄のサンプル(約121銘柄)が対象で全銘柄網羅ではない
- AIの分析結果はあくまで参考情報。最終判断は自分でする前提
まとめ
NotionとClaude Codeを繋げることで、「銘柄管理→株価取得→割安判定→スクリーニング→Notion登録」という流れが半自動化できました。
ただし、あくまでツールは補助。「割安だから買う」ではなく、「事前に決めた買い条件を満たしたときにバリュエーションも確認する」という二段階チェックとして使うのが現実的だと感じています。
このツールの分析結果をそのまま売買判断に使うのではなく、決算短信・会社発表・証券会社アプリなどで最終確認する前提で使っています。
次回は、screeningデータベースにテクニカル指標(25日線乖離率・RSI・出来高倍率など)を追加して、より実用的な監視ツールに育てた話を書きます。
※本記事は投資の勧誘を目的としたものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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