第7章:この記事のまとめ

投資の気づき

ここまで、
「特定口座で利益確定すると住民税・国保・介護保険料がどう変わるのか」
というテーマを、仕組みからケース別、Q&Aまで徹底的に整理してきました。

最後に、「ここだけ押さえれば大丈夫」というポイントを
5つにギュッとまとめてお伝えします。


① 会社員は利確しても住民税も社会保険も変わらない

会社員が加入している「健康保険・厚生年金」は、
給与(報酬)だけを基準に保険料が決まります。

そのため、

  • 株の売却益
  • 投資信託の利益
  • 配当金
  • 分配金

これらは 社会保険料にも住民税にも追加の影響はありません。

特定口座(源泉徴収あり)であれば、
売却の瞬間に20.315%(住民税含む)まで納税完了 しているため、
翌年の住民税が上がることもありません。


② 国保加入者のみ、翌年の国保が上がる可能性がある

国民健康保険は「前年の総所得」で決まります。

そのため、

  • 自営業
  • フリーランス
  • 退職中の人
  • 60〜74歳で国保加入の人

こうした国保加入者は、
利確した利益がそのまま翌年の国保に反映 されます。

利益が10〜20万円なら軽微ですが、
50万円〜100万円以上になると地域によっては一定の上昇が見られます。


③ 40歳以上(特に65〜74歳)は “国保+介護保険料” の両方が増える

介護保険料は40歳以上が加入します。
特に 65〜74歳は国保+介護保険料の2つが“所得割”で計算される ため、
株の利益が翌年の負担に反映されやすい特徴があります。

さらに、
75歳以上になると「後期高齢者医療制度」へ移行しますが、
こちらも 合計所得で保険料が決まる仕組み のため、
利益が影響する点は同じです。


④ NISAは完全非課税。利益が出ても一切影響なし

NISAは、

  • 売却益
  • 配当金
  • 分配金

すべてが 完全非課税 です。

そのため、

  • 住民税 → 影響なし
  • 国保 → 影響なし
  • 介護保険料 → 影響なし
  • 社会保険 → 影響なし

👉 国保加入者ほど、NISAの利確メリットは最も大きくなります。

特定口座で利確するくらいなら、
NISA枠を優先して使うほうが合理的 と言えます。


✅ ⑤ 損しない利確のコツは “目的があるかどうか”

【NG】目的もなく売る → 国保だけ上がって損
【OK】目的のある利確 → 問題なし(負担増よりメリットが大きい)

目的のある利確の例:

  • 個別株 → インデックスへの切り替え
  • NISA枠に寄せるための整理
  • 資金が必要になった
  • 暴落リスクを避けたい
  • ポートフォリオを見直したい

特定口座では「税金対策として売る」は成立しません。
売った瞬間に20.315%が確定するだけで、節税にはならないためです。


最終まとめ:この5つを覚えればOK

  • 会社員は利確しても影響ゼロ
  • 影響があるのは国保加入者だけ
  • 40歳以上(特に65〜74歳)は国保+介護保険料が反映される
  • NISAは最強。利益確定しても負担は全く増えない
  • 目的のない利確だけが損につながる

株の利益が社会保険にどう影響するかは誤解の多いテーマですが、
仕組みが分かってしまえば恐れる必要はありません。

“安心して利確するための判断材料” になれば嬉しいです。


関連リンク

第1章:特定口座と一般口座の違い(NISAとの違いも含めてやさしく解説)

第2章:住民税・国民健康保険(国保)はどうやって決まる?初心者にもわかる仕組み

第3章:影響が“出る人/出ない人”はここで判断できます

第4章:利益額ごとに国保はどれくらい変わる?

第5章:やってはいけない利確/やったほうがいい利確

第6章:誤解しやすいポイントQ&A


💕この記事が参考になったら、ぜひ下のバナーをポチッと応援してもらえると嬉しいです!
(ランキングが上がると更新の励みになります🌷)

にほんブログ村 株ブログへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました