2026年3月24日の日本株は大幅反発。でも「全戻し」ではなく、朝高後にやや失速

相場見通し

2026年3月24日の東京株式市場は、前日の急落の反動もあって大きく反発しました。
日経平均株価は前営業日比 736円79銭高の52,252円28銭、TOPIXは 73.23ポイント高の3,559.67 で取引を終了。前夜のNY原油の急落で過度な警戒が和らぎ、朝は買い戻しが先行しました。

ただ、強かったのは寄り付きから前場前半まででした。
日経平均は一時 52,701円99銭 まで上げたものの、引けはそこから約450円押し戻されています。時間外で原油が再び上昇し、主力株にも戻り売りが出て、後場は伸び悩みました。

今日は、この「しっかり反発したけれど、まだ完全には安心できない一日」を整理しておきます。


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今日の日経平均とTOPIX

  • 日経平均:52,252円28銭(前営業日比 +736円79銭 / +1.43%
  • TOPIX:3,559.67(前営業日比 +73.23 / +2.10%
  • 日経平均の高値は 52,701円99銭、安値は 51,645円15銭
  • 東証プライムの売買代金は概算 6兆7500億円
  • 値上がり銘柄数 1511、値下がり銘柄数 60 と、ほぼ全面高に近い地合い

数字だけを見るとかなり強い一日です。
しかも、日経平均よりTOPIXの上昇率のほうが大きい。これは一部の値がさ株だけではなく、市場全体に買い戻しが広がったことを示しています。


なぜ今日は上がったのか

今回の反発で意識されたのは、主に次の3つだと思います。

1. 原油急騰への過度な警戒が少し後退した

前日の夜、NY原油価格が急落し、中東リスクがそのまま一直線に拡大する最悪シナリオへの警戒がやや和らぎました。
日本株はここ数日、中東情勢 → 原油高 → インフレ再燃懸念 → 株安 という流れで売られていたので、その逆回転が起きやすかったわけです。

2. 前日の急落に対する買い戻しが入りやすかった

3月23日の日経平均は 1,857円04銭安 と大きく下げて終えていました。
その反動で、今日は朝から自律反発狙いの買いが入りやすい地合いでした。

ただし、今日の上昇幅 736円79銭 は、昨日の下げ幅をすべて埋めたわけではありません。
ざっくり言うと、昨日の急落分の4割弱を戻した くらいです。

3. 市場全体で「ひとまず売りすぎだった」という見直しが入った

東証プライムでは値上がりが1511銘柄、値下がりは60銘柄だけ。
業種別でも、その他製品を除くほぼ全面高 に近い状態でした。保険、非鉄金属、石油・石炭製品などが強く、かなり広い範囲で買い戻しが入ったことが分かります。

個別では、東京海上ホールディングスがバークシャーとの戦略的提携の発表を材料にストップ高まで買われた のも印象的でした。
この日の上昇は、単なる指数の戻りだけでなく、材料のある銘柄に資金がしっかり向かった一日でもありました。


ただし、後場はやや失速した

ここが今日の一番大事なポイントかもしれません。

朝はかなり勢いよく上がったのですが、その後は

  • 原油が時間外で再び上昇
  • 主力株の一部で戻り売り
  • 半導体関連も「買い一巡後は伸び悩み」

という形になり、相場全体としては「一直線の強気」にはなりませんでした。

実際、トレーダーズ・ウェブの引け後コメントでも、主力株の多くは買い一巡後に失速 したと整理されています。
防衛株の一角はマイナスで終わり、任天堂も報道をきっかけに後場で弱含みました。

つまり今日は、

安心して上げた日というより、いったん売られすぎた反動で戻した日

と見たほうが自然だと思います。


今日の上昇をどう受け止めるか

私は、今日の反発は前向きではあるものの、まだ「相場が完全に落ち着いた」と判断する段階ではないと思っています。

理由は3つあります。

1. 日経平均は高値引けではない

一時 52,701円99銭 まで上げながら、終値は 52,252円28銭
高値からしっかり押し戻されており、戻り売り圧力がまだ残っています。

2. 相場の主役はまだニュース

足元では、企業業績そのものよりも

  • 中東情勢
  • 原油価格
  • トランプ発言
  • 米国株の反応

のほうが相場を大きく動かしています。
こういう局面では、一日強かったからといって、そのまま安心しきるのは危険です。

3. とはいえ、市場の広がりは悪くなかった

一方で、TOPIXの上昇率が日経平均を上回り、値上がり銘柄数も圧倒的に多かったのは素直に良い材料です。
前日のような全面的なリスクオフからは、いったん一歩戻したと見てよさそうです。


明日以降に見たいポイント

短期的には、次の3つを見ておきたいです。

  1. 原油価格がもう一段落ち着くか
    ここが再び跳ねると、日本株の戻りは鈍くなりやすいです。

  2. 米国株が中東リスク後退をどこまで好感するか
    日本株だけで強くても、米株が弱いと長続きしにくいです。

  3. 日経平均だけでなく市場全体が戻れるか
    今日のようにTOPIXも強い日が続くなら、地合い改善の信頼度は上がります。


ひとこと

3月24日の日本株は、かなり分かりやすい「反発の日」でした。
でも同時に、まだ緊張が完全に消えたわけではない こともはっきり見えた一日だったと思います。

昨日の急落で壊れかけたセンチメントを、今日はひとまず修復した。
ただし、修復が完了したわけではない。そんなイメージです。


まとめ

  • 2026年3月24日の日経平均は 52,252円28銭、前営業日比 +736円79銭(+1.43%)
  • TOPIXは 3,559.67、前営業日比 +73.23(+2.10%) と日経平均より強かった
  • 背景には、前夜の原油急落による中東リスク警戒のいったんの後退と、前日急落の反動による買い戻しがあった
  • 東証プライムは 値上がり1511銘柄、値下がり60銘柄 と、かなり広い範囲で反発
  • ただし日経平均は高値から押し戻されており、朝高後にやや失速 した
  • 今日は「安心の上昇」ではなく、売られすぎの反動で戻した日 と見るのが自然

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参考にした主なデータ

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