楽天証券のランキングにも登場する「iFree FANG+」。
米国の成長株に集中投資できるユニークな商品として注目を集めています。
私自身も気になっていて、実際に ETFを特定口座で20万円だけ購入してみました。
この記事では、FANG+とはどんな商品なのか、新NISAで買うなら投資信託かETFかの違い、そして夢とリスクの両面について解説します。
FANG+とは?
FANG+は、米国の成長株を中心に10銘柄に均等投資する株価指数です。
現在の構成銘柄は以下の通り。
Apple、Microsoft、Amazon、Google(Alphabet)、Meta、NVIDIA、Netflix、Broadcom、CrowdStrike、ServiceNow。
なお、以前はBaidu(百度)やAMDも組み入れられていましたが、入れ替えで外れています。
このように、FANG+は市場環境に応じて銘柄が入れ替わる特徴があります。
投資信託とETFの違い
FANG+に投資する方法は「投資信託」と「ETF」の2種類があります。
投資信託(iFreeNEXT FANG+)
- 100円から購入できる
- 自動積立に対応
- 売買タイミングを気にしなくていい
- 信託報酬はETFよりやや高め
ETF(iFreeETF FANG+)
- 株式と同じように市場でリアルタイム売買できる
- 1口あたり約2,000円前後から投資可能(少額で始められる)
- 指値注文など細かい取引が可能
- 信託報酬は投資信託より低め
👉 迷ったら投資信託で少額積立がおすすめ。
経験者やタイミング投資をしたい人はETFが向いています。
シミュレーションで見る「夢」
毎月1万円をFANG+に積み立てた場合、過去5年の平均リターン(年率30%超)をもとにしたシミュレーション結果は以下の通りです。
| 積立期間 | 最終資産 | 元本 | 運用益 |
|---|---|---|---|
| 10年 | 528万円 | 120万円 | +408万円 |
| 15年 | 2,119万円 | 180万円 | +1,939万円 |
| 20年 | 8,172万円 | 240万円 | +7,932万円 |

特に 15年を超えたあたりから、複利の効果で資産が一気に膨らむ のがわかります。
長期で積み立てることの大切さを実感できるシミュレーションですね。
もちろん、これはあくまで「過去の数字」。
銘柄の入れ替えや相場環境の変化によって、20年後の結果は大きく違っているはずです。
それでも、シミュレーションの数字を眺めると「やっぱり夢があるな」と感じる投資先です。
だからこそ、資産の一部で少額から様子見するのが現実的でしょう。
暴落リスクの現実
FANG+は「ハイリスク・ハイリターン」の代表格でもあります。
- コロナショック(2020年)で一時▲30%以上下落
- 金利急騰局面(2022年)では▲50%近い暴落
100万円投資していたら50万円まで減った計算です。
さらに、回復までには2年以上かかりました。
こうした大きな値動きに耐えられるかどうかが、FANG+を持ち続けられるかの分岐点になります。
私の体験談:特定口座で20万円だけ購入
私は新NISA枠では「オルカン」や「NASDAQ100」といった安定資産を優先しています。
そのため、FANG+はあえて 特定口座で20万円分ETFを購入しました。
理由は以下の通りです。
- 新NISA枠は堅実な資産に使いたい
- FANG+はハイリスクだから様子見で少額だけ
- 特定口座なら損益通算ができるメリットもある
つまり「夢を見たいけどリスクも理解しているから、まずは資産の一部で試す」スタンスです。
まとめ
FANG+は確かに「夢のある投資先」です。
しかし同時に、暴落で資産が半分になるリスクもある商品です。
- 初心者なら投資信託で少額積立
- 経験者ならETFでスポット購入もあり
- 新NISA枠はオルカンやS&P500を優先しつつ、FANG+は「ハイリスク・ハイリターン枠」として少額で取り入れる
私自身もETFで20万円だけ買って、特定口座で様子を見ています。
FANG+は「夢とリスクを理解したうえでどう付き合うか」が大事な投資先だと思います。
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