暴落で買えと言っていた私が、今は「待て」と言う理由

投資の気づき

はじめに:昔は強気、今は慎重です

過去の私は、暴落が来たら買い向かうべきだ、と書いてきました。
一方で最近の私は、上げ相場で「待て」と自分に言い聞かせています。

矛盾して見えるかもしれません。
でも、これはブレではありません。私にとっては、相場に合わせて態度を切り替えるための学習の記録です。

先に結論を書いておきます。

急落では拾う。過熱では待つ。どっちも同じルールの裏表です。

※ここで言う「待つ」は、今すぐ売るという意味ではありません。
上げ相場で焦って余計な売買をしない、という話です。


1. 暴落局面では、強気でよかった

相場が大きく下がるときは、空気が重くなります。
ニュースは暗くなり、SNSも不安一色になり、買う理由より売る理由が増えていきます。

そんなときに「買い向かえ」と書いていたのは、私が勢いだけで強気だったからではありません。
むしろ逆で、恐怖で誰も買えない局面こそ、買いやすい価格が出やすいと感じていたからです。

もちろん、いつでも勝てるわけではありません。
ただ、「安くなったものを拾う」という行動は、理屈としては分かりやすい。だから当時の私は、強気でいられました。


2. それでも買えなかった日(2025年3月末)

ただ、現実には「分かっていても買えない日」があります。

たとえば2025年3月末。
相場はかなり嫌な空気でした。米国のインフレ懸念が強まり、さらに関税(貿易戦争)の話が現実味を帯びて、「景気も悪くなるのでは」といった不安が市場に広がっていました。当時の市場レポートでも、そうした懸念が繰り返し語られていました。

正直、私はその空気に飲まれて買えませんでした。
「まだ二段下げがある」と言う人も多く、買わない理由がいくらでも増えたからです。

でも今は、そこで反省点もはっきりしています。
その場の雰囲気で判断すると、私はブレやすい。
だから私は、感情より先にルールを置く方向に寄せるようになりました。


3. 上げ相場では、強気が裏目に出やすい

ところが、相場が上がり続ける局面では話が変わります。
上昇が続くと、次に出てくるのは「焦り」です。

  • 乗り遅れたくない
  • 早く当てたい
  • 今買わないと上がってしまいそう

こういう感情が出た瞬間、私はだいたい雑になります。
そして雑に動いたときほど、変な負け方をします。

上げ相場で厄介なのは、価格が上がっていること自体が「正しさ」に見えてしまう点です。
上がっているから安心して買い、買った直後に押されて不安になり、また動いてしまう。
これを繰り返すと、勝っている相場なのに、自分だけ消耗します。

だから最近は、「待て」と言い聞かせています。
これは弱気ではなく、余計な負けを避けるための慎重さです。


4. 私の「待つ」は、何もしないことではありません

「待つ」と言うと、何もせずに見ているだけに聞こえるかもしれません。
でも私の「待つ」は、何もしないようで、実はやることがあります。

  • ウォッチリストだけ更新します(買う候補は増やす、買う量は増やさない)
  • 指値だけ置いて放置します(約定しなければ、それでOK)
  • 相場を見る時間を減らします(見ていると触りたくなるので、仕組みで止めます)

こうしておくと、「今すぐ動かなきゃ」という焦りに引っ張られにくくなります。
相場が先に動けばいい。私はその後から、落ち着いてついていけばいい。最近はそう思っています。


5. 変わっていない“芯”もあります

「強気→慎重」に見えるのは事実です。
でも、変わっていない部分もあります。

  • コアは淡々と:長期で積み上げるものは、短期の感情でいじらない
  • サテライトは局面で:相場の温度に合わせて、攻めたり守ったりする
  • 追いかけない:上がっている日に無理に追うより、押した日に分割で寄せる

この“芯”があるから、態度が変わって見えても、私の中では一本につながっています。


おわりに:矛盾ではなく、更新です

昔の私は強気でした。
今の私は慎重です。

でも、それは矛盾ではありません。
相場の温度が変わったから、私のブレーキの踏み方が変わっただけです。

急落では拾う。
過熱では待つ。

私はこれを、これからも続けていきます。
そして、また相場が変われば、また学び直します。

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