はじめに
最近、ニュースやSNSで「AIバブル」という言葉をよく見かけるようになりました。
NVIDIAやMicrosoft、PalantirなどのAI関連株が高値をつける中、
「そろそろ崩壊かも?」という声も増えています。
でも、その“バブル論”を最初に言い出したのは誰でしょうか?
そして、なぜそのタイミングで?
「AIバブル」発言の発信源はあの男──Michael Burry
「マイケル・バーリ(Michael Burry)」といえば、
映画『マネー・ショート(The Big Short)』で有名になった投資家。
2008年のリーマンショックを予見し、住宅ローン債権を空売りして莫大な利益を得た人物です。
その彼が今年、
“This looks like the dot-com bubble.”
(これはドットコムバブルのように見える)
と発言しました。
さらに、SECへの届け出で、
NVIDIA(NVDA)やPalantir(PLTR)などAI関連株への空売りポジションを持っていることが判明。
つまり、「AIバブル」と言いながら、自分はその下落に賭けていたわけです。
“AIバブル”報道の裏で起きていること
こうした発言が広まると、市場心理は一気に冷え込みます。
個人投資家が「そろそろ危ないかも」と感じて利益確定売りを出し、
短期的に株価が下がる。
でもそのあと、機関投資家が押し目で再び買い集める。
これは相場の常套手段。
「バブル」という言葉が心理的な売りのトリガーになるのです。
💬 “バブル”という言葉は、しばしば「安く買うための合図」。
バブルか? それとも調整か?
AI関連株が短期的に過熱しているのは確かです。
NVIDIAのPER(株価収益率)は依然として高く、
過剰な期待が先行している銘柄もあります。
しかし、ドットコムバブルや住宅バブルと決定的に違うのは、
AI相場には実際の業績が伴っているという点。
- 半導体需要(NVIDIA、TSMC)は実需に裏付けられている
- クラウドやデータセンター投資も実際に進行中
- 各国政府がAI開発やインフラ支援に予算を投入
💡 つまり、これは“実体のある成長相場”であり、“中身のないバブル”ではない。
🧭 まとめ
「AIバブル」と言う人の多くは、すでに売りポジションを取っている側。
つまり、“そう思わせることで儲かる人たち”です。
Michael Burryのようなカリスマ投資家がその言葉を使えば、
市場心理は一瞬で冷え込みます。
でもそれは、彼らが次の仕込みのチャンスを作るための演出でもあるのです。
💬 「AIバブル」と言われたときこそ、冷静に“誰がそう言っているのか”を見よう。
それが、相場の本当の流れを読むヒントになります。
🌙 終わりに
相場の世界では、ニュースよりも“意図”を読むことが大切です。
感情で売る人がいれば、その裏で静かに買う人がいる。
今回の「AIバブル」報道もまた、
マーケットの“心理戦”のひとつなのかもしれません。
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