はじめに
最近のナスダック100やオルカンの上昇を見て、
「買いたいけど、今はもう高すぎるかも…」
そう感じた人は多いのではないでしょうか。
私も同じように、上がると買えない病”に何度も悩まされてきました。
投資は数字の世界のようでいて、実は“感情の戦い。
今回は、投資家が陥りやすい心理の罠と、心のバランスを保つための工夫をお話しします。
投資家を惑わす3つの心理の罠
1. 損失回避バイアス
人は「得をするより、損をしたくない」と感じる生き物です。
そのため、相場が下がると「もっと下がるかも」と思って買えず、
上がってからは「高値づかみになるかも」と思ってまた買えない。
気づけば、どのタイミングでも“怖くて動けない”状態になってしまいます。
2. FOMO(取り残され恐怖)
相場がぐんぐん上がっていくと、
「みんな買ってるのに、自分だけ持ってない…」と焦りが生まれます。
しかし、その焦りで飛びついた瞬間に反落してしまうことも。
FOMOは焦りと後悔を繰り返す、典型的なメンタルの罠です。
3. 確証バイアス
「今は危ない」「バブルだ」といった情報ばかりを探して、
“買わない理由”を正当化してしまう。
でもその裏で、相場は静かに上がっていく――そんな経験、ありませんか?
私自身も陥った“買えなかった”体験
少し前、ナスダック100が下がったタイミングがありました。
「ここがチャンスかも」と思いつつも、ニュースでは“景気後退リスク”や“AIバブル”の言葉が飛び交い、怖くなって買えませんでした。
その後、指数はじわじわと上昇。
「あのとき買っておけば…」と何度も思いました。
でも今振り返ると、あの“買えなかった経験”が、自分のメンタルを見直すきっかけになったんです。
心のバランスを取るための3つの工夫
① ルールを決めて「考えすぎない」
・毎月○日に積立
・価格が○%下がったら自動で買う
といった“自動化ルール”を作ると、迷う時間が減ります。
ルールがあることで、感情に左右されず淡々と動けます。
② チャートではなく「未来の自分」を意識する
今の値動きに一喜一憂するより、
「10年後、積立を続けた自分がどう感じるか」を想像してみましょう。
一瞬の下げや上げは、“未来への通過点”に過ぎません。
③ 感情を“記録”しておく
「なぜ怖かったのか」「なぜ買えなかったのか」
をノートに書くだけでも、自分の思考が整理されます。
感情を見える化することで、次に同じ局面が来たとき、落ち着いて判断できるようになります。
まとめ:相場と心、どちらも揺れるもの
相場は上がったり下がったりを繰り返します。
でもそれに合わせて、私たちの“心”も揺れるのは自然なこと。
大切なのは、その揺れを否定せず、
「自分は今こう感じている」と受け止めながら投資を続けること。
焦らず、比べず、ルールに従って淡々と積み上げる。
それが“メンタルの安定”と“資産の成長”を両立する、一番の近道だと思います。
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