2025年10月27日(月)、日経平均株価はついに終値で5万円台に到達。
終値は 50,512.27円(+1,212.67円、+2.46%)。
節目を明確に突破し、史上初の「5万円時代」に突入しました。
🏆 主役はAI半導体と非鉄金属
上昇をけん引したのは、やはり半導体関連株と非鉄金属セクター。
なかでもアドバンテスト(+6.53%)とソフトバンクグループ(+6.66%)の2銘柄で、
日経平均を600円以上押し上げるほどの寄与度を記録しました。
| 寄与度上位銘柄 | 前日比 | 寄与度 |
|---|---|---|
| ソフトバンクG | +6.66% | +321.22円 |
| アドバンテスト | +6.53% | +300.34円 |
| ファーストリテイリング | +2.31% | +103.44円 |
| 東京エレクトロン | +1.16% | +35.35円 |
| TDK | +4.16% | +30.56円 |
一方で、信越化学工業(−3.67%)がワースト首位。
同じ半導体関連でも「AI装置系>素材系」という明確な温度差が見えます。
⚙️ 半導体セクターは“内部分裂”
半導体関連では上昇と下落がはっきり分かれました。
| 銘柄 | 前日比 | コメント |
|---|---|---|
| アドバンテスト | +6.53% | AI検査装置関連で買い集中 |
| SCREEN | +2.80% | 装置系として堅調だが勢いは控えめ |
| ソシオネクスト | +2.83% | AIチップ設計で堅調 |
| 信越化学 | −3.67% | ウェハ市況懸念で売られる |
| SUMCO | −1.85% | 素材系全般に調整圧力 |
AI・高付加価値向け装置が買われる一方、
汎用ウェハなど素材系は利益確定売りが先行。
「AI特需」と「素材在庫調整」のコントラストが強まっています。
🪙 非鉄金属が全業種トップの上昇率!
今日の業種別ランキングでは、非鉄金属(+4.73%)が堂々のトップ。
続いて精密機器(+3.37%)、証券(+3.02%)、情報通信(+2.86%)と続きました。
| 値上がり業種TOP5 | 上昇率 |
|---|---|
| 非鉄金属 | +4.73% |
| 精密機器 | +3.37% |
| 証券業 | +3.02% |
| 情報・通信 | +2.86% |
| 輸送用機械 | +2.35% |
一方で、不動産・医薬品・化学・電力ガスなどディフェンシブ系は軟調。
特に化学セクターは信越化学の下落が重しとなり、値下がり業種側へ回りました。
💬 今日の相場をひとことでまとめると…
「AIと資源が引っ張る“強気5万円相場”──でも中身は二極化。」
大型株主導で指数は上がっているけれど、
体感的には上がっていない人も多い相場。
まさに勝ち組と取り残され組の明暗がくっきりした日でした。
🕊️ ことりメモ
正直、ここまで一気に5万円を超えてくるとは思わなかった。
ただ、アドバンテストやソフトバンクGが寄与度の大半を占めているので、
“地合い全体の力強さ”というよりはテーマ相場に支えられた上昇という印象。
非鉄金属の動きも注目。
ゴールドや銅の上昇を受けて、資源関連が買われ始めているのは
インフレ局面での“逃避先”としての意識も見える。
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