はじめに
NASDAQ100に連動する投資信託は、AI・半導体ブームを背景に人気が高まっています。
特に注目されているのが、ニッセイNASDAQ100インデックス、eMAXIS NASDAQ100インデックス、そして楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンドの3本。
どれも低コストで似ているように見えますが、実はそれぞれに特徴と背景があります。
今回は、コスト・規模・人気の理由に加え、新NISA対応状況までまとめて比較します。
💰 3ファンドの基本スペック比較(2025年11月時点)
| ファンド名 | 信託報酬(税込) | 実質コスト(概算) | 純資産総額 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ニッセイNASDAQ100インデックス | 0.2035% | 約0.22〜0.23% | 約3,900億円 | 安定・最大規模。老舗の信頼感 |
| eMAXIS NASDAQ100インデックス | 0.2035% | 約0.23〜0.25%(推定) | 約2,000億円 | 信託報酬引き下げ後に急成長。「隠れSlim」 |
| 楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド | 0.198% | 約0.21〜0.22% | 約1,400億円 | 最安コスト。新シリーズとして急拡大中 |
どれも「信託報酬0.2%前後」の業界最安水準。
もう“高い・安い”の差はほぼなく、運用の安定性やブランドの好みで選んでも問題ないレベルです。
🧾 隠れコスト(実質コスト)とは?
投資信託の「信託報酬」には含まれない、売買手数料・監査費用などの経費を加えたのが実質コスト。
これがいわゆる“隠れコスト”です。
実質コストは年1回の「運用報告書」で明らかになりますが、
NASDAQ100系の3ファンドはどれも差が0.02%程度で、ほぼ誤差の範囲。
つまり「隠れコスト」で損するような差はない、が正解。
📈 eMAXIS NASDAQ100が急に人気化した理由
① 信託報酬の大幅引き下げ
2024年6月に0.44%→0.2035%へ。
これにより一気に「Slim水準」まで下がり、再び注目の的に。
② Slimブランドとの一体感
オルカン・S&P500など「eMAXIS Slim」シリーズが人気な中、
「NASDAQ100もSlim系で揃えたい」という投資家が流入。
名前はSlimじゃないけど、中身はほぼ同じ=“隠れSlim”。
③ ランキング露出とモメンタム
信託報酬改定がニュースになり、証券会社ランキングやYouTubeで上位に登場。
「勢いがある方に乗りたい」という投資家心理が追い風に。
💴 基準価額の高さ・安さは関係ない
「eMAXISの基準価額が高い」「楽天プラスは安い」などの声もありますが、
基準価額は設定時期や再投資方式によって変わるだけで、
リターンの良し悪しとは関係ありません。
同じNASDAQ100指数を追う以上、値動きはほぼ一致します。
🧭 新NISA対応状況(2025年時点)
2024年以降、3ファンドとも新NISAの「成長投資枠」対象となり、
主要ネット証券(楽天・SBI・マネックスなど)で購入可能になりました。
| ファンド名 | 新NISA対応 | 対応枠 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ニッセイNASDAQ100インデックス | ✅ | 成長投資枠 | 安定した人気でNISA口座でも上位常連 |
| eMAXIS NASDAQ100インデックス | ✅ | 成長投資枠 | 信託報酬引き下げ後に正式対応。Slimシリーズとの統一が可能 |
| 楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド | ✅ | 成長投資枠 | 楽天証券の主力投信として採用中 |
🪶 以前はeMAXISが“旧型で非対応”と誤解されていたけど、
今は完全対応済み。どれを選んでも非課税で運用できるわ。
🧠 実際どれを選べばいいの?
| タイプ | 向いているファンド | 理由 |
|---|---|---|
| 安定・実績重視 | ニッセイNASDAQ100 | 運用実績が長く純資産も最大級。 |
| ブランド統一・勢い重視 | eMAXIS NASDAQ100 | Slimシリーズ系で揃えやすく注目度も高い。 |
| コスト最優先 | 楽天・プラスNASDAQ100 | 0.198%で3本中最安。楽天証券ユーザー向き。 |
🕊️ Kotori’s ワンポイント
Slimが付いてないのにSlim級。
それが今のeMAXIS NASDAQ100の魅力。
ニッセイの安定感も捨てがたいけど、どちらを選んでも“正解”。
楽天プラスも含め、どれも最安クラスの優秀ファンドです✨
🧾 まとめ
- eMAXIS NASDAQ100は「名前は無印、中身はSlim」の隠れ優等生。
- ニッセイは老舗の安定感で、純資産・実績ともにトップクラス。
- 楽天プラスは最安の新星で、今後の伸びしろに期待。
- 隠れコストの差はごくわずか。
- 3ファンドすべて新NISA対応済みで、長期非課税運用が可能。
💬 結論:
3本とも“低コスト・安定・成長・非課税対応”の4拍子が揃った優秀ファンド。
あとはあなたの使いやすい証券会社と、ブランドの好みで選べばOKです🌸
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