急落からの小反発──CPI前の市場に見える“慎重な安定

投資の気づき

💥 夜間の米国株、ハイテク主導で急落

前夜の米国市場は、ハイテク株を中心に大きく売られました。
NVIDIAが7%安、SOX指数(半導体指数)は▲4%超の下落。
CPI(消費者物価指数)を前に短期筋の手仕舞いが進み、
市場全体に“リスクオフ”の空気が漂いました。


☀️ しかし朝には買い戻し、株価は下げ幅を縮小

一夜明けると、米国市場は下げ幅をほぼ取り戻す動きに。
ダウは+0.16%、S&P500も+0.13%とプラスで引けました。
NASDAQ100やSOX指数はわずかに続落しましたが、
「ハイテク以外は底堅く、パニック売りではなかった」印象です。

取引終盤には、政府機関閉鎖の解除に向けた合意が近いとの報道が入り、
投資家心理が一気に改善。主要指数はそろって下げ幅を縮小しました。


🪙 金は堅調、逃避資金はまだ残る

金は1オンス=4,008ドル台を維持し、
プラチナやパラジウムも1%前後の上昇。
株が戻しても金が崩れないのは、
「投資家がまだ完全には安心していない」証拠かもしれません。

金は4,000ドルを支えに上下を繰り返す展開が続きそうです。
来週のCPIを前に、株と安全資産の“微妙な共存”が見られます。


💱 為替・債券も安定 “過剰反応”の修正か

ドル円は153円台前半をキープ、
米10年債利回りも4.09%と安定しています。
前日のVIX上昇(22台)に比べれば、
市場はやや落ち着きを取り戻した印象です。


📉 「下げては戻す」市場、焦らず観察を

今回の動きは、短期的なショックではなく
“イベント前の揺れ”と見る向きが多いです。
過去5年のナスダック100のデータを見ても、
−10%〜−27%の下げを繰り返しながら2.4倍になってきました。

下げを恐れて離れるほど、上昇の波に乗れなくなる。
長期の視点を保つことが、
こうした相場の荒波で心を守る一番の方法です。


🌿 おわりに

夜には不安でいっぱいでも、朝には少し光が差してくる──
相場も、人の気持ちも、同じように揺れながら進んでいくのかもしれません。
慌てず、静かに観察を続けましょう。
「焦らない投資家」こそが、結局一番強い。


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