「もし自分がいなくなっても、家族が困らないように——。」
そんな切実な願いから生まれた一冊が、いま大きな話題を呼んでいます。
著者は個人投資家であり、現役の医師でもある「たーちゃん」氏。49歳でがんの転移が見つかり、余命を意識する中で執筆された本書は、単なる「儲け話」ではありません。それは、愛する娘たちへ贈る「人生を自由にするための知恵」の結晶です。
▶︎ Amazonで見る
著者・たーちゃんとはどんな人?
1975年兵庫県生まれ。広島大学医学部卒の現役麻酔科医。大学時代に『金持ち父さん 貧乏父さん』と出会い、家庭教師で稼いだ50万円を元手に株式投資をスタート。20代で資産1億円、30代で10億円を突破し、働きながら子育てもこなしつつ、最終的に資産50億円超を達成しました。
2022年にがんが発覚、翌年に再発。4度の手術を経て2024年末、49歳で肺と肝臓へのがん転移が判明。主治医からは「50歳は迎えられても、51歳はわからない」と宣告される中、愛娘に自らの投資法を残すために本書を書き上げました。
プロローグで、この本は「命の教科書」に変わる
「この本を君たちが読んでいるころには、ひょっとしたら父さんは、この世にいないかもしれない。」
投資のテクニックを語る前に、著者は「なぜこの本を書くのか」を語ります。それは、自分が去った後も娘たちが仕事に縛られず、自由な人生を歩めるようにという、親としての究極の願いです。
この一文に触れた瞬間、本書は単なるノウハウ本から**「命の教科書」**へと変わります。
本書の3つの見どころ
1. 「働きながら」築いた50億円の真実
専業投資家ではなく、医師として多忙な日々を送りながら、いかにして時間を有効に使い、資産を拡大させたのか。同じように仕事を抱えながら資産形成に励む投資家にとって、非常に現実的で再現性の高い視点が示されています。
投資術は大きく3つ。
- 資産バリュー株投資
- 収益バリュー株投資
- シクリカルバリュー株投資
景気循環の不況局面で赤字企業に仕込み、好況期に売り抜けるこの手法は、著者の資産増加の大部分を支えたとされています。
2. 50万円を種銭にした「複利の魔法」
最初は誰もが少額から。いかにしてリスクを管理し、大きな波を捉えるのか。娘たちへ宛てた手紙のような形式で語られる「投資のルール」は、驚くほどシンプルで、かつ本質を突いています。
投資の方法だけでなく、「投資を通じて何を得るべきか」「お金を持つ意味」という哲学的な問いも含まれているのが魅力で、具体例×哲学が両立した構成が一歩踏み込んだ理解につながります。
3. 「お金の先」にある自由の価値
著者が伝えたかったのは「お金の稼ぎ方」だけではありません。
お金によって得られる「自由な時間」や「大切な人と過ごすひととき」の尊さを、自身の状況と重ね合わせて説いています。家族への思いが根底にあるからこそ、読み手に刺さる温かさと深みがあります。
こんな人におすすめ
- 将来のお金に不安があるけれど、何から始めたらいいか分からない方
- 新NISAをきっかけに本格的な投資を始めたい初心者
- 仕事が忙しくて投資に時間を割けない方
- 投資で結果が出ず、根本から考え直したい方
- 個別株・バリュー投資に挑戦したい方
- 投資を通じて「どう生きるか」まで考えたい方
読後の感想・まとめ
読み終えたとき、不思議と「よし、自分も頑張ろう」と前向きな力が湧いてきました。
投資を「自分のため」だけでなく、「大切な誰かのため」に捉え直すことで、これほどまでに視界が開けるのかと驚かされます。
一部の投資手法は初心者にはやや難しい部分もありますが、一流投資家の思考回路と人生哲学を知ること自体に大きな価値があります。
「いつか」は、今日から始まります。
応援クリックお願いします🙏

コメント