【毎月配当シミュレーション】JEPQとSCHDを組み合わせたら年間いくらになる?

投資の気づき

はじめに

JEPQは毎月分配型のETF、SCHDは米国高配当ETFとして人気があります。
「両方を組み合わせたら、毎月安定的に配当がもらえるのでは?」と思った方も多いのではないでしょうか。

今回は、2023年1月4日にそれぞれ100万円ずつ投資した場合のシミュレーションを行い、2025年8月までの分配金を計算してみました。


JEPQとSCHDの特徴

JEPQ

  • NASDAQ100をベースにしたカバードコール戦略
  • 毎月分配
  • 利回りは高めだが、値動きの上下も大きい

SCHD

  • 米国の高配当株に分散投資
  • 四半期ごとの分配(年4回)
  • 増配実績が強みで、長期安定志向に向いている

分配スケジュール

  • JEPQ:毎月1万円前後の分配金
  • SCHD:3月・6月・9月・12月にまとまった分配金

これらを組み合わせることで、ほぼ毎月配当が入る体制が整います。


シミュレーション条件

  • 投資日:2023年1月4日
  • 投資額:各100万円(合計200万円)
  • 為替レート:$1 = ¥130
  • 株価(購入時の仮定):
    • JEPQ = 約$33 → 約234株
    • SCHD = 約$75 → 約328株
  • 税引後は7割残しで計算

シミュレーション結果(2023/1〜2025/8)

累計受取額

  • JEPQ:44.6万円(税引前)
  • SCHD:10.2万円(税引前)
  • 合計:54.8万円(税引前)
  • 合計(税引後7割):38.4万円

👉 約2年8か月で200万円の投資から38万円のキャッシュフロー
👉 年換算で約7%弱(税引後で約5%強)


毎月・年間の配当イメージ(税引前/後)

JEPQ(税引前/後)SCHD(税引前/後)合計(税引前/後)
1月1.0万/0.7万–/–1.0万/0.7万
2月1.0万/0.7万–/–1.0万/0.7万
3月1.0万/0.7万0.8万/0.6万1.8万/1.3万
4月1.0万/0.7万–/–1.0万/0.7万
5月1.0万/0.7万–/–1.0万/0.7万
6月1.0万/0.7万1.0万/0.7万2.0万/1.4万
7月1.0万/0.7万–/–1.0万/0.7万
8月1.0万/0.7万–/–1.0万/0.7万
9月1.0万/0.7万1.1万/0.8万2.1万/1.5万
10月1.0万/0.7万–/–1.0万/0.7万
11月1.0万/0.7万–/–1.0万/0.7万
12月1.0万/0.7万0.9万/0.6万1.9万/1.3万
年間合計12.0万/8.4万3.8万/2.7万15.8万/11.1万

グラフ(税引後イメージ)

  • 青部分:JEPQ(毎月安定)
  • オレンジ部分:SCHD(四半期で増強)

これにより、「通常月は1万円前後、3・6・9・12月は2万円前後」というイメージが直感的にわかります。


比率を変えた場合のシミュレーション

投資比率JEPQ投資額SCHD投資額累計分配金(税引前, 2年8か月)年換算利回りイメージ
3:760万円140万円約52万円約6.7%
5:5100万円100万円約55万円約7.0%
7:3140万円60万円約57万円約7.3%

まとめ

JEPQとSCHDを組み合わせて投資すると、

  • JEPQの毎月分配による安定したキャッシュフロー
  • SCHDの四半期ごとの増配実績による堅実なインカム

この2つをバランスよく取り入れられます。

シミュレーション結果を整理すると:

  • 月別:通常月は約1万円、配当月は2万円前後
  • 年間:税引後で約11万円のキャッシュフロー
  • 累計:2年8か月で約38万円のキャッシュフロー

投資比率ごとの特徴は以下のとおりです。

  • 3:7 → 毎月は少なめだが、四半期にまとまった配当がある堅実型
  • 5:5 → 毎月・四半期どちらもバランス良く受け取れる安定型
  • 7:3 → 毎月のキャッシュフローは厚めだが、JEPQ依存度が高くリスクも上昇

💡 私自身なら「毎月の安定」と「将来の成長」のバランスを重視して、5:5の比率に近い形が合っていると感じました。


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