はじめに
2025年8月第4週の資産推移を振り返ります。
今週は大きな変動はなく、全体的には小幅な下落にとどまりました。ただし、株式現物は節目を意識した動きの中で調整し、投資信託がその下落を支える形となりました。
マーケット背景には、米国で注目された ジャクソンホール会議 と、日本株における 44,000円という大台の意識 がありました。今回は資産推移に加え、これらの背景を整理していきます。
今週の株式と投資信託の推移
まずは今週の「株式現物」と「投資信託」の動きを指数化して比較します。

- 株式(青線):週半ばに大きく下落、その後わずかに戻す
- 投資信託(オレンジ線):ほぼ横ばいで安定推移
株式の値動きが資産全体を揺さぶる一方で、投資信託がそのブレを和らげる役割を果たしているのが分かります。
総資産の推移(%表示)
続いて、資産全体を指数化して表したものです。

株式の下落を反映しつつも、投資信託の安定が支えとなり、総資産は 週を通じて横ばい圏にとどまりました。
分散投資を行っていることの効果がしっかり出ています。
マーケット背景の整理
ジャクソンホール会議
今週の世界市場で最も意識されたのは、米国ワイオミング州で開催された ジャクソンホール会議 でした。
世界の中央銀行関係者や経済学者が集まり、今後の金融政策について議論するこの会議は、毎年市場の注目を集めます。
2025年の焦点は、
- 米国の利下げはいつ始まるのか
- 景気減速とインフレ抑制のバランス
この2点でした。市場はFRBの発言を見極めようと様子見姿勢を強め、その影響で株式市場は上値を抑えられる展開となりました。
日経平均と44,000円の節目
国内市場では、日経平均株価が44,000円という大台を目前に反落しました。

上のチャートのオレンジラインが示すように、44,000円が強い節目となり、利益確定売りが出やすい局面でした。
短期的にはボリンジャーバンド上限に達したことで過熱感が強まり、自然な調整が入った形です。
- 株式現物資産が下落した背景には、この 44,000円の壁 がありました。
- 一方で投資信託は世界株や米国株に分散されているため、影響は限定的でした。
投資スタンスと学び
今週の動きを通じて、改めて感じたのは 分散投資の安心感 です。
- 株式は短期的なイベントや節目で大きく動きやすい
- 投資信託は複数の銘柄・市場に分散されているため、ブレを吸収してくれる
- 資産全体を見れば、大きな崩れはなく「小幅推移」で済んだ
横ばいで退屈に見える週こそ、長期投資においては「守りが効いた週」と言えるでしょう。
来週の注目ポイント
来週の焦点は次の3点です。
- 米国金利動向:利下げ開始時期を巡る思惑
- 為替の動き:ドル円の変動が日本株に波及
- 日経平均のレンジ:43,000円〜44,000円のレンジをどちらに抜けるか
短期的には変動が大きくなる可能性がありますが、長期投資の観点からは焦らずコツコツ継続が基本です。
まとめ
- 今週の資産は 株式は下落したものの、投資信託が支え、全体は小幅推移
- 背景には ジャクソンホール会議 と 日経平均44,000円の節目 があった
- 分散投資の効果で資産は安定し、安心感を持てる週となった
投資は短期的なイベントに揺さぶられることがありますが、長期目線で資産を積み上げていくことが何より重要です。
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