はじめに
「ブログを始めたい!」と思ってサーバー契約からWordPressインストールまで進めたものの、最初の設定や用語でつまずいてしまう……。これは多くの初心者が経験することです。私自身も最初はかなり迷い、余計な遠回りをしてしまいました。
そこでこの記事では、WordPress × Xserver を使ったブログ立ち上げを前提に、私が実際に悩んだポイントとその解決方法を、初心者向けにやさしく解説します。チェックリスト形式でまとめているので、迷わず設定を進められると思います。
このガイドで想定する環境
- サーバー:Xserver(エックスサーバー)
- CMS:WordPress
- テーマ:無料・有料どちらでもOK(例:Cocoonなど)
- 目的:個人ブログの運用開始
最初から「完璧」を目指す必要はありません。最低限の設定を整えたら、記事を書きながら徐々に整えていくのが一番続けやすい方法です。
つまずき①:ドメインがXserverに登録できない!?謎のエラーメッセージ
私の実体験
Xserverドメインで新しく取得した独自ドメイン「kotori-life.com」をXserverに登録しようとしたときのことです。
❗ 入力されたドメイン「kotori-life.com」は既に設定されています。
というエラーメッセージが出て、サーバーに追加できませんでした。
しかも、ドメイン一覧には何も表示されず、「これは再販ドメイン?失敗した?」とかなり不安に…。
実際には、前の所有者のアカウントにドメイン情報が残っていただけで、私の環境では使えなかったのです。
🛠 対処法(実体験から)
- 自分で解決はできず、Xserverサポートに問い合わせて手動で解除してもらう必要がありました。
- その後は問題なく登録でき、一安心でした。
一般的によくあるドメイントラブル
私のように前の所有者のデータが残っているケースは珍しいですが、初心者がドメイン設定でつまずきやすいのは以下のようなパターンです。
- SSL設定が反映されない
→ 反映まで数分〜1時間かかることがあります。しばらく待ってから再確認。 - http/https、wwwあり/なしがバラバラに表示される
→ 設定 > 一般 でURLを統一、またはサーバー側でリダイレクト設定。 - ネームサーバー設定忘れ
→ ドメイン取得元がXserver以外の場合、ネームサーバーをXserver指定に変更する必要があります。
まとめ
- エラーの原因が自分では判断できない場合は、悩まずにサポートに連絡するのが一番早くて安全です。
- 基本的なSSLやURL統一のトラブルは、時間を置いたり設定を確認すれば解決することが多いです。
つまずき②:WordPress初期設定がわからない
WordPressはインストールしたままだと余計な設定が入っています。最初にこれだけはやっておきたい、という初期設定を紹介します。
必要な初期設定(10分で完了)
- サイトの基本情報
設定 > 一般
- サイトタイトルとキャッチフレーズ(キャッチフレーズは空でもOK)
- タイムゾーンを東京に設定
- パーマリンク設定(超重要)
設定 > パーマリンク > 「投稿名」を選択
→ 後から変更するとリンク切れが起こるので、必ず最初に設定します。 - ディスカッション設定
設定 > ディスカッション
- ピンバック・トラックバックをオフ
- コメントはスパム対策が整うまではオフでもOK
- 固定ページの作成
- プロフィール
- お問い合わせ(プラグインで後から設置)
- プライバシーポリシー
つまずき③:テーマとデザインで迷う
見た目はモチベーションに関わりますが、凝りすぎると記事を書く前に疲れてしまいます。
進め方のコツ
- テーマは「軽い・更新頻度が高い・情報が多い」ものを選ぶ
- カスタマイズする場合は子テーマを使う(親テーマ更新で設定が消えないようにする)
- 最初は以下の設定だけで十分です
- ロゴ
- ファビコン
- メニュー(カテゴリーを3〜5個に絞る)
- 色とフォントの基本設定
つまずき④:プラグインの入れすぎ
最初は便利そうに見えて、たくさん入れてしまいがちです。しかしプラグインは多いほどサイトが重くなり、不具合の原因になります。
最初に入れるべきプラグイン
- WP Multibyte Patch(日本語環境の安定化)
- XMLサイトマップ(Google Search Console登録用)
- セキュリティ系(XserverのWAFと併用)
- バックアップ系(Xserver自動バックアップ+必要ならプラグイン)
- お問い合わせフォーム(Contact Form 7など)
- Site Kit by Google(Search Console・Analyticsの連携が簡単)
プラグインは「本当に必要なものだけ」にしましょう。目安は10個以内です。
つまずき⑤:表示速度・画像の最適化
ブログの表示速度はSEOにも直結します。最初にルールを作っておくと安心です。
画像の基本ルール
- 横幅1200px程度にリサイズしてからアップロード
- TinyPNGなどで圧縮して軽量化
- ファイル名は英数字で内容がわかるようにする
- ALT属性に簡単な説明を入れる
Xserver側の高速化設定
- サーバーパネル > 高速化設定
- Xアクセラレータを有効化
- ブラウザキャッシュを有効化
番外:Xserverクイックスタートを使うと安心
エックスサーバーの「WordPressクイックスタート」を使えば、ドメイン取得・SSL設定・WordPressインストールが一括で完了します。初心者の方は手動よりこちらを使う方が安全で簡単です。
セキュリティとバックアップ
- ログイン情報は強固に
- ユーザー名は「admin」を避ける
- パスワードは英数字・記号を組み合わせる
- バックアップの二重化
- Xserverの自動バックアップ
- プラグインやクラウド保存を併用
カテゴリー設計と記事テンプレート
- カテゴリーは3〜5個に絞り、読者が迷わないようにします
- タグは乱用せず、記事の整理に使う程度に
- 記事の流れは「導入 → 本文 → まとめ」で統一すると書きやすいです
FAQ(よくある質問)
Q1. テーマは無料と有料どちらがいいですか?
A. 最初は無料テーマで十分です。Cocoonなど有名な無料テーマは情報も多く安心です。慣れてから有料テーマを検討すると良いでしょう。
Q2. プラグインは何個くらいまで入れて大丈夫ですか?
A. 目安は10個以内です。入れすぎると速度が遅くなったり、不具合の原因になります。
Q3. 画像の形式はJPEGとPNGどちらがいいですか?
A. 写真はJPEG、イラストやロゴはPNGが向いています。共通して「軽量化」が最優先です。
Q4. サイトが表示されないときはどうしたらいいですか?
A. ドメイン設定やSSLが反映されるまで数時間かかる場合があります。待っても解決しなければサポートに連絡しましょう。
Q5. いつ記事を書き始めればいいですか?
A. 初期設定が最低限できたらすぐに記事を書き始めて大丈夫です。設定に時間をかけすぎるより、記事を積み上げる方が大切です。
まとめ
- 独自ドメイン登録では思わぬエラーに遭遇することもある
- WordPress初期設定は「一般」「パーマリンク」「ディスカッション」で十分
- テーマはシンプルに設定し、記事更新を優先する
- プラグインは最小限で、必要になったら追加する
- 画像と表示速度は最初から意識しておく
- バックアップとセキュリティは必須
ブログは一度に完璧を目指す必要はありません。大切なのは「記事を出しながら整えていくこと」です。今日紹介したポイントを押さえれば、初心者の方でも安心してブログ運営を始められるはずです。
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