はじめに
株価が下がって含み損になったとき、「売るべきか」「持ち続けるべきか」で悩む方は多いと思います。
特に優待株は、単純に株価だけでなく「日常生活に役立つメリット」も考慮して判断する必要があります。
今回は、私が楽天株を保有し続けている理由を、株主優待SIMの魅力と株価の推移を交えて紹介します。
楽天株の現状と株価推移
この記事を書いた2025年7月25日時点では、楽天株は830円台で推移しており、私自身も含み損を抱えていました。
楽天モバイル事業への先行投資が株価の重しとなり、低迷する場面が続いていたのです。
しかし、その後はじわじわと回復し、2025年8月18日には875円(+13.1円、+1.52%)まで上昇しました。
下のチャートを見ると、7月末は含み損 → 8月中旬には回復 という流れがはっきり分かります。
一時的に含み損を抱えても、優待株は「長期で見れば回復する局面もある」と改めて実感しました。

7月末は含み損 → 8月中旬には回復
売らない理由① 楽天モバイルの株主優待SIM
楽天株を保有し続ける最大の理由は、楽天モバイルの株主優待SIMです。
私は実際にこのSIMを利用しており、毎月の通信費を大きく抑えられています。
通常であればスマホ代は月3,000〜4,000円ほどかかりますが、優待SIMを使うことで実質0円に近づけられることが可能です。
年間にすると3万円〜5万円の節約効果となり、配当金以上のメリットを感じています。
株主優待の魅力は、株価の値上がり益や配当だけでなく、生活コストを直接下げてくれる点にあります。
楽天モバイル優待SIMの条件まとめ
ただし、この優待SIMを利用するには一定の条件があります。
- 株主であれば、現在楽天モバイルに加入していなくてもOK
- 新規契約扱い(既存プランを優待に切り替えることは不可)
- 株主本人限定(家族名義や譲渡・売却はNG)
- 18歳以上かつ100株以上保有(12月末時点で)
この条件を満たすことで、株主は実質的に通信費を下げることができ、長期保有の大きな動機づけになります。
売らない理由② 長期保有での安心感
楽天グループはEC、金融、通信など生活に密着した事業を幅広く展開しています。
株価は短期的に上下しても、優待を受け取りながら待てることで精神的な余裕が生まれます。
「含み損を抱えていても、優待で生活コストを下げられている」──これが私の安心材料です。
信用取引ではなく現物保有で
ここで強調したいのは、優待狙いは必ず現物保有で行うべきということです。
信用取引では株価下落時に追証や強制決済のリスクがあり、優待どころではなくなります。
現物であれば株価が下がっても「優待をもらいながら待つ」ことができ、長期投資のメリットを享受できます。
含み損を抱えながら保有するリスク
もちろん、保有にはリスクもゼロではありません。
- 株価がさらに下落する可能性
- 優待内容が将来改悪されるリスク
- 通信事業の赤字が長期化する懸念
ただし、株主優待SIMによる実益が大きいことや、楽天グループの多角的な事業基盤を考えると、私にとっては十分許容できるリスクだと判断しています。
まとめ
楽天株は短期的には含み損を抱える場面もありますが、
「優待SIMによる通信費の節約」+「長期的な成長性」 を理由に、私は売らずに現物で保有を続けています。
優待株投資の魅力は、値上がり益や配当だけでなく、日常生活に役立つメリットを享受できることです。
株価の上下に一喜一憂せず、優待を楽しみながら長期で保有する──これが私の投資スタイルです。
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