このまま米国株でいいのか?将来に備えて私がやっていること

投資の気づき

米国株の上昇が続く中、日本株も日経平均が4万円を突破するなど盛り上がりを見せています。
私のポートフォリオも、全世界株やNASDAQ100など、やっぱり米国中心の構成になっています。

でも、ふと頭をよぎることがあります。

「このままずっと米国一強が続くのだろうか?」
「関税の強化や国際関係の変化で、米国を外した経済圏が生まれるのでは?」

こういった未来へのモヤモヤを感じつつも、今の投資方針は大きく変えていません。
だからこそ、「今どう考えているのか」「どんな備えをしているのか」を一度整理しておこうと思いました。


米国株が“今”強い理由

まず現状を整理すると、米国株が強いのは事実です。

  • S&P500の過去30年間の平均年率リターンは約10%前後
  • NASDAQ100は過去10年間で年平均15%以上の成長を記録
  • 世界全体の株式時価総額の約60%を米国が占めている

この数字を見ると、「やっぱり米国株に投資しておけば正解」という考えも理解できます。
イノベーションを生み続ける企業が多く、資本市場の透明性や規模も世界トップクラス。
現時点で米国を外すのは、正直なところ勇気がいる判断です。


それでも未来は不確実

歴史的に見ても、一国がずっとトップであり続けた時代はありません。
日本株がバブル期に世界時価総額の半分を占めていた時代もありましたが、その後は長い低迷期に入りました。

新興国や他の先進国も、波はあれど成長する時期があります。

  • MSCIエマージング(新興国株指数)は、2000年代前半に米国株を上回るリターンを記録
  • TOPIXも1980年代までは米国株と肩を並べるパフォーマンスを誇っていた

つまり、未来は予測できないからこそ「米国一極集中」には慎重になる必要があります。


私が考える「未来に向けた投資のヒント」

1. 全世界株(オルカン)は「保険」として持っておく

eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)は、米国中心とはいえ世界中の国に分散されています。
もし米国が伸び悩んだとしても、新興国や他地域の成長がポートフォリオを支えてくれる可能性があります。

これは、将来の予測が外れても致命傷を避けるための“保険”です。


2. ゴールドや現金も少しずつ保有

私は純金ETFを少量だけ保有しています。これは有事やインフレへの備えです。

  • 株価下落時や通貨不安のときにゴールドが買われる傾向
  • 現金(円)も10〜20%程度は確保し、急な投資チャンスや生活防衛資金として確保

資産全体で見たゴールドの目安は5〜10%、これはレイ・ダリオの「オールウェザー戦略」にも通じます。

オールウェザー戦略とは
米著名投資家レイ・ダリオが提唱する、景気変動やインフレ・デフレなどあらゆる経済環境に対応できる資産配分の考え方。
株式・債券・コモディティ(金など)をバランス良く組み合わせることで、リスクを分散しつつ安定したリターンを目指す。


3. 「ひとつの国」「ひとつの資産」に偏らない

今は米国株が強い状況ですが、10年後も続くとは限りません
だからこそ、米国株・全世界株・ゴールド・現金といった異なる性質の資産を組み合わせています。

完璧な分散は難しいですが、ある資産が不調でも他がカバーしてくれる状態を意識しています。


4. 思い込みに縛られすぎない

「米国株一択」「日本株は終わっている」という固定観念は危険です。
情報をアップデートしながら、柔軟に方向転換できるようにしています。

未来に対して、構えすぎず、楽観しすぎず、視野を広く持つことが大切だと感じます。


まとめ:分からない未来にも備える

このように比較すると

  • 今は守り重視の構成
  • NISAが終わる頃には理想へ近づく傾向
  • 40代として目指す配分との距離感が掴める

未来は誰にも予測できません。
米国が引き続き世界経済を牽引するのか、それとも新しい勢力が台頭するのか。
いずれのシナリオもあり得ます。

だからこそ私は、今は米国中心でも柔らかい頭で資産配分を変えられる状態を保っています。
「分からない未来にも備える」――これが、私なりの答えです。


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